高強度ステンレスボルト「BUMAX」
妥協無きステンレスボルト「BUMAX」
腐食環境や高温使用条件下でのファスナー締結設計は、対策としてステンレス鋼やニッケル合金鋼製のファスナーを使用しますが、 それらの材料特有の性質・限界のため、設計者は強度やコスト等いろいろな妥協の中での設計を強いられてきました。
1660年創業のスウェーデンBUFAB社の『ステンレスの常識を超えたステンレスファスナー』Bumaxは、設計上のあらゆる妥協を解決します。
BUMAX 優れた5つの特性
1.高強度
Bumaxは、ステンレス鋼製品でありながら市販の鋼製品と同等の強度区分8.8と10.9を有し、これまで使用してきた太径のボルトに代えて小径のボルトが使用でき、ジョイント設計を小さくすることができます。加えて強度の高いボルトには強度の高いナット・座金の使用が不可欠ですが、それらの六角ボルト・六角穴付きボルト・六角ナット及び平座金をすべて標準品として在庫販売する世界で唯一のステンレスファスナーです。
■高い降伏点(耐力) → Bumaxの降伏点は640N/mm2(Bumax 88) と 900N/mm2(Bumax 109)です。■低い摩擦係数 → 締付け時の摩擦は一般ステンレスファスナーの半分以下です。
2.優れた非磁性
Bumaxは、SUS316の2倍以上の透磁率を有し、ほとんど非磁性です。電子機器業界の厳しい要求にも応えることができます。 3.優れた耐食性
Bumaxは、SUS304より耐食性に優れているSUS316の3倍の耐食性を持ち、欧米では船舶の推進器・海底敷設機器・高い圧力を受ける潜水艦等にも使用されています。 4.優れた耐熱性
SUS304・SUS316は通常400℃まで使用可能ですが、Bumaxは空気中において600℃まで使用可能です。 5.廉価
通常使用温度が400℃を超えるとニッケル基等のスーパーアロイ製ファスナーの使用となりますが、Bumaxはそれらに比べ大幅なコスト低減が可能です。Bumaxは、ステンレスファスナーを造り始めて80年の歴史と経験とノウハウを持ち、現在ではステンレスファスナーのみに特化して製造する工場で造られています。品質保証・トレーサビリティーも完全で、安心してご使用いただけます。